Biacoreシステムでは、偏光を全反射の条件下で、屈折率の異なる媒体、すなわちセンサー表面のガラス(屈折率の高い物質)と緩衡液(屈折率の低い物質)との界面に存在する金膜に照射すると表面プラズモン共鳴現象(SPR)が生じます。
広範囲の入射角度をカバーするくさび形の偏光はセンサー表面のガラス面へと導かれます。この反射光がBiacoreシステムで検知されます。
光をガラスに照射すると、エバネッセント波が発生します。このエバネッセント波は金膜の自由電子雲と相互作用を起こし、吸収されます。この際にプラズモンとして呼ばれる電子密度波が発生し、反射光の一部の強度を減衰させます。
この反射光が最小となる角度(SPRアングル)は、センサー表面の反対側の金膜近傍の溶液の屈折率に相関するという性質を持っています。